天人相関説
- 羅夢 諸星
- 2024年11月10日
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天人相関説(てんじんそうかんせつ)とは、中国古代の世界観や政治思想の1つで、です。天人感応説とも呼ばれます。
天人相関説の主な特徴は次のとおりです。
あらゆる事象に天と人との相関関係を説く
人間の行為の善悪が自然界の異変(吉祥や災異)を呼起す
漢代において支配的な政治思想として機能した
天人相関説を最初に組織的に論じたのは前漢の董仲舒(とうちゆうじよ)で、その著作に《春秋繁露》があります。
また、東洋思想には「天人合一」という考え方もあります。これは、「天(自然)と人は、一体のものである」という考えで、言い換えれば「人も自然の一部であり、同じ原則をベースにしている」という思想です。
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